日本代表の森保一監督(50)が20日、J2京都サンガFC-アルビレックス新潟(西京極)を視察した。

早くに会場入り。両チームには京都に選手、新潟に指導者として在籍しており、ともに古巣。試合前から関係者とじっくり話し込んだようだ。

この日は、兼任の東京五輪世代、U-21(21歳以下)日本代表監督としての仕事がメイン。同世代の主力で、先発した京都FW岩崎悠人のプレーなどをチェックした。

東京五輪には、年齢制限外のオーバーエージ枠で、メルボルン・ビクトリーのMF本田圭佑が“立候補”している。その本田は、京都-新潟戦の約1時間後に、オーストラリアAリーグの開幕戦を迎え、強豪メルボルン・シティとのダービーに、中盤で先発した。

A代表について、本田は、森保監督がコーチで、ともに西野朗監督のもとで戦ったW杯ロシア大会で区切りをつけているが、五輪は別。新たな目標を掲げて、南半球でまさにスタートを切る。

そんな本田について聞かれた指揮官は「情報は取りながらやっていきたいと思います」と追跡し続けると明言。東京五輪を目指すことについては「メディア上で耳にしてます」と断りつつ「日本のために戦いたいということだと思いますので、そこは心強い」などと話した。