守備陣は初先発のGKシュミット・ダニエルと10月にデビューしたばかりのDF冨安健洋がフル出場し、可能性を感じさせた。

PKによる1失点に抑えたシュミットは「(PKを)止めればヒーローだと思っていた。次は止めたい」と悔しがったが、足元の技術の高さを生かしてパス1本でチャンスを演出するなど攻撃にも存在感を見せた。森保監督は「守備も安定していた。自信になる試合だったのでは」と評価した。DF吉田主将と初めてコンビを組んだ冨安は前半にゴールを割りそうなボールを必死にクリア。相手FWロンドンに仕事をさせなかった。「バックパスが多かった。もっと攻撃を仕掛けられればよかった」と、自身ののびしろを感じていた。