森保ジャパンの“若手三銃士”がわずか1分で実力を見せた。

後半27分、日本代表MF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)とMF南野拓実(23=ザルツブルク)が同時出場。1分後の同28分、流れるような連係を見せた。右サイドを突破した南野から、同14分に途中出場していたMF堂安律(20=フローニンゲン)へつなぐと、堂安のワンタッチパスに走り込んだ中島が右足で直接合わせた。

中島は森保ジャパンでは初ゴール。3月のデビュー戦以来となる国際Aマッチ通算2点目を挙げて「決められて良かった。前回外していたし、チームメートに感謝している」とニッコリ。周囲との連係も深まり「みんながいいプレーを引き出してくれる。それを試合ではゴールにつなげられるようにしたい」と、得点への意欲をさらに深めた。

“三銃士”の勢いは止まらない。好アシストの堂安も「拓実君が(パスを)くれると信じて走って、翔哉君が(パスの位置に)入ってきてくれると信じて出した。連動性は上がっている」と実感。起点の南野も「律がいいアシストをしてくれたし、翔哉もよく決めてくれた」と喜びながら「ゴールに向かっていく連係は少しずつ上がってきている」と手応えを感じた。

来年1月のアジア杯前、最後の国際親善試合。3人同時出場は4試合こなした。初めて臨む国際大会の舞台でも森保ジャパンの主役は3人が担いそうだ。