2大会ぶり5度目の優勝を狙う森保一監督が率いる日本代表(FIFAランク50位)は、ウズベキスタン(同95位)を下してF組1位でグループリーグを突破した。21日のラウンド16では、サウジアラビア-カタールの敗者と対戦する。

第2戦オマーン戦から先発10人を変更した日本は前半13分、ファーストチャンスを迎える。FW北川航也(22=清水エスパルス)の右クロスにFW武藤嘉紀(26=ニューカッスル)が飛び込むも、タイミングは合わず。続く15分にはMF伊東純也(25=柏レイソル)のFKにDF槙野智章(31=浦和レッズ)が足で合わせたが、これも決めることができない。すると16分、ウズベキスタンFWショムロドフにフリーでシュートを放たれ、ヒヤリとする場面を作られる。前半19分にはFW武藤のボール奪取からMF乾貴士(30=ベティス)がドリブルで持ち上がり左クロス、これを中央のFW北川が触れば1点という場面で合わせることができず、こぼれ球を拾った乾のシュートもGKに阻まれなかなか得点を奪うことができない。

前半40分、センターバック2枚の裏を狙われてウズベキスタンFWショムロドフに先制を許す。しかし直後の43分、日本はDF室屋成(23=FC東京)が右サイドを個人技で突破し、中央めがけてふわりとした右クロス。これに走り込んだFW武藤が頭で合わせて同点弾をたたき込み、前半を折り返した。

後半は9分にMF伊東、11分にFW武藤、12分にはMF乾が強烈なシュートを放つなど、暑さで足の止まったウズベキスタン相手にたたみかける。迎えた後半13分、相手DFのクリアボールをペナルティーエリア手前で拾ったMF塩谷司(30=アルアイン)が左足でダイレクトシュート。文字通りネットに突き刺さる弾丸シュートで、逆転に成功した。終盤、相手の反撃をしのいで1点リードを守りきった。