アジア杯出場中の日本代表MF柴崎岳(26=ヘタフェ)が新リーダーとしての自覚をのぞかせた。23日、準々決勝ベトナム戦(24日、ドバイ)に向けて試合会場で公式会見に出席。

主将として絶対的な存在だったMF長谷部がワールドカップ(W杯)ロシア大会を最後に代表引退後、初めての国際大会になる。柴崎は「彼だけではなくて経験ある選手たちが現場を去ったりとか、この大会に選ばれていなかったりして、経験の浅い若い選手が起用されている。日本代表は次のステップに進まなければいけないと自負している」と現状を理解した。

昨年のW杯では全4試合に出場。主力として中盤だけでなく、チームを支えている。森保ジャパンになり、世代交代が進む中で「まだまだ僕はベテランにも若手にも属さない年齢、選手かな。その世代間をつなげる立ち位置だと思っている」という。

「さまざまな形のリーダー像があると思う。必要なのは選手1人1人の意識。それがあれば選手全体を押し上げるとも思っている。4年後のW杯を見据えた中で個人が持っていなくてはいけない意識かなと思っている。個人的にはその中で代表に関わっていきたい。監督に信頼されるような、味方に信頼されるようなプレーヤーになってきたいと思っている。リーダーという表現が正しいか分からないが、そういう立ち位置にあるかな」

自らの言葉で決意を示した柴崎。まずは森保ジャパンを2大会ぶりの優勝へと導き、存在を確かなものにする。