J2の柏レイソルからベルギー1部ゲンクに期限付き移籍することが発表されたMF伊東純也(25)が2日、アジア杯を終え成田空港に帰国した。

取材に応じた伊東は、柏がJ2に降格したこのタイミングで移籍する複雑な胸中を明かした。「去年(柏として)良い結果を残せず、行っていいのかというのはありましたけど、申し訳ない気持ちはありますけど、成長のために。申し訳ない気持ちですけど」と慎重に、率直な言葉を並べた。それでも自身の成長のため、海外挑戦を選択。「今回のアジア杯は出場が短かったので(日本代表で試合に)出るためには成長しないといけないと思いますし、そのためには移籍が必要だったかなと思います」と結論づけた。

柏からは、慰留されたという。「『残って欲しい』とは言われましたけど、最後は気持ちよく送り出してもらえました。これでふがいない結果を向こうで出来ないので、覚悟を持ってやっていきたいと思います」と、古巣からの思いを力に変える決意を述べた。