サッカー日本代表は11日、招待参加する南米選手権(ブラジル)に向け、トゥーロン国際(フランス)に参加中のMF伊藤を除く22人が成田空港から出発。

MF久保建英(18=FC東京)はチームメートと3人で、集合時間より約3時間も早く集合場所に到着。リラックスした表情を見せた。

9日のエルサルバドル戦(宮城)で、史上2番目の若さでA代表デビューし、鮮烈な印象を残した。だが、今大会は親善試合とは違う。世界最古の大陸選手権のタイトルは、南米勢にとって最高の権威。厳しい戦いを強いられるのは必至だ。森保監督は「勝利にこだわりつつ、学ぶだけでなく、なにができてなにが足りないか見つけてほしい」と、久保に限らず、招集した18人の五輪世代の成長に期待を寄せる。

今夏で東京を退団し、欧州移籍する。すでにスペイン1部Rマドリードなど、メガクラブによる争奪戦が始まっている。

今大会で強豪国と対戦する18歳を目当てに、欧州各国クラブのスカウトが訪れることも判明した。エルサルバドル戦後には「南米選手権ではゴールを決めたい」と、力強く言い切った。今後のサッカー人生のターニングポイントになる可能性を秘めた舞台が、いよいよ幕を開ける。