日本代表(FIFAランキング26位)の決勝トーナメント進出はならなかった。エクアドル(同60位)に1-1で引き分け、勝ち点2でB組3位のパラグアイと並んだものの得失点差で上回れず、1次リーグ敗退が決まった。

前半15分、MF中島翔哉(24=アルドハイル)のスルーパスにFW岡崎慎司(33=レスター)が抜け出す。相手GKが飛び出してクリアしたボールを、中島が無人のゴールに蹴り込んだ。岡崎がオフサイドと判定されてノーゴールとなったが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の末に判定が覆り、中島の今大会初得点が認められた。

だが、同35分にエクアドルがペナルティーエリア内に上げた右クロスをつなぎ、DFアルボレダが右足でシュート。いったんはGK川島永嗣(36=ストラスブール)が左手1本の好セーブでしのいだが、はじいたボールをMFメナに押し込まれた。前半は1-1で終えた。

後半は開始からエクアドルの攻勢を受けたが、日本はしのいでチャンスを待った。後半21分には、岡崎に代わってFW上田綺世(20=法大)を投入。直後の同23分にMF久保建英(18=Rマドリード)のスルーパスに抜け出してシュートを放ったが相手GKに防がれた。両チームとも勝てば決勝トーナメント進出となるだけに激しい攻防を続けた。久保もシュートを放ったが、どちらにも勝ち越しゴールは生まれない。後半ロスタイムで久保のシュートが決まったかに見えたが、判定はオフサイド。VAR判定も覆らない。結局ドローで試合終了の笛が鳴る。

日本は初戦のチリにこそ0-4と完敗したものの、2戦目では強豪ウルグアイに2-2の引き分け、この日もエクアドルに1-1。通算2分け1敗と奮闘したが、1次リーグで南米選手権を去ることになった。