前半は0-0の展開。引いて守ると見られたオマーンは戦前の予想に反し、積極的に攻撃を仕掛けた。日本の最大の見せ場は、前半28分。最終ラインのDF吉田からペナルティーエリア内のMF伊東へロングボール。フリーで受けた伊東だったが、シュートは相手GKの正面に跳んでしまった。

後半に入って、日本が仕掛けた。スタートからMF原口に代え、FW古橋を投入。左サイドからの攻撃の手数を増やした。後半6分。オマーンも見せ場をつくった。日本のペナルティーエリア内の左をえぐり、中央へパス。これがDF長友の左手に当たったとして、PKの判定となった。だが、VARの結果、PKは取り消された。難を逃れた日本は、交代カードを積極的に切った。同18分にMF堂安、同25分にはMF久保の東京五輪コンビを投入。2列目をフレッシュな陣容にし、チャンスをうかがった。しかし、最後まで得点を決めることができない。逆に同43分、オマーンに決勝ゴールを奪われ、まさかのホームで黒星発進となった。