日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)の再選出が事実上決まった。任期は24年3月まで。

日本協会は9日、臨時評議員会を開き、再任意向を示した同会長の信任決議を行った。75人中64人がオンラインで参加し、全会一致で信任された。任期2年の会長職を評議員の投票で決める日本協会は、2年前の会長選から、当選者は2年任期に加え、続投意思があれば2年後には再信任投票による再選任される方式に変更していた。

2年の任期延長が事実上決まった田嶋体制は、来年3月の評議員会と直後に開かれる新理事会を経て正式に第2期がスタートする。同会長は2年前の就任時に「できれば4年間会長職を務めて、その後は立候補しない」と明言しており、来年3月からの任期2年が、日本協会トップとして最後の仕事となる。