【ドーハ(カタール)1日(日本時間2日)=磯綾乃】4年に1度のサッカーの祭典、22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の組み合わせ抽選会がドーハエキシビション&コンベンションセンターで行われ、7大会連続出場の日本の1次リーグはスペイン、ドイツ、大陸間プレーオフ(コスタリカ―ニュージーランド)の勝者とともにE組に入った。

初戦(11月23日)の相手はドイツ、2戦目(27日)がコスタリカかニュージーランド、3戦目(12月1日)がスペインとなる。

森保一監督は笑みを浮かべながら「W杯で優勝経験のあるスペインとドイツ。我々にとっては非常にいい相手と戦える。どこが相手でも我々の目標は変わらない」と話し、目指すベスト8進出を強調した。また、自らが経験した93年の「ドーハの悲劇」になぞらえ、「ドーハの歓喜に変えたい」とも誓った。

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抽選会には、参加32カ国・地域のうち出場を決めた29チームが国際サッカー連盟(FIFA)ランキングに基づいて4つのポットに格付けされ、欧州を除き同じ大陸連盟のチームは同じ組とならないよう、A-Hの8組に振り分けられた。

元ブラジル代表主将のカフー氏や元ドイツ代表主将のマテウス氏らがドロワー(抽選人)やアシスタントとして立ち会う中、開催国のカタールを含む、最上位の第1ポットからスタート。日本は前回18年ロシア大会より1つ上の第3ポットから、スペイン、ドイツという優勝経験国との対戦が決まった。日本は16強(02年、10年、18年)が最高成績。2大会連続の1次リーグ突破とともに初の8強入りを目指すチームは、大きな壁に立ち向かう。

大会はカタールの夏場の酷暑を避け、史上初めての冬開催。11月21日にカタール対エクアドル戦で開幕し、12月18日の決勝まで64試合が行われる。8会場は全てドーハの中心部から車で約30分あればアクセス可能。一番離れたスタジアムとの間も約70キロという過去にない「超コンパクト」W杯となる。