日本協会の犬飼基昭会長は24日、南米サッカー連盟(CONMEBOL)のニコラス・レオス会長の牧場に招待され、昼食をともにした。レオス会長はパラグアイに2つ牧場を所有しており、チャコにある2万1000ヘクタール(東京都のおよそ3分の1)と、今回訪れたイパカライの750ヘクタール(世田谷区とほぼ同じ)の広大な敷地を誇る。

 ジャガーや8メートルを超す大蛇、4メートルのワニも出没する大自然の中で牧場を経営しており、そのスケールの大きさに犬飼会長も圧倒された。「これだけの自然に囲まれ、価値観が変わる思いだ」。また、着用した上着の襟元にさりげなくJFAのバッジを着けるレオス会長の心憎い配慮に「気配りのできるすばらしい人だ」と感動していた。

 日本は2018、22年大会でのW杯開催地に立候補しており、理解を求めるため投票権を持つレオス会長を訪問した。既にアルゼンチン協会のグロンドーナ会長を訪問し、後はブラジルのテシェイラ会長と会談する予定。