国際サッカー連盟(FIFA)は2日、技術研究グループが作成したW杯南アフリカ大会の報告書を公表し、同大会で成功を収めたチームに顕著だった要素の一つが「攻守の切り替えの速さ」だとして、優勝したスペインや準優勝のオランダなどに加えて日本も好例に挙げた。

 報告書では、勝ち進んだチームには「基本戦術を忠実に守りながら臨機応変に微調整できる能力」が共通していたと総括。日本など7チームについて「中盤を素早く通過し、正確で適時のラストパスを出す理想的なカウンター攻撃で好成績を収めた」と評価した。

 また、日本の長所として「組織的な守備」「重圧下でも安定した球さばき」「素晴らしいチーム精神」などと列挙。ともにドリブル技術が高いとして松井大輔(トム)と本田圭佑(CSKAモスクワ)、空中戦の強さと視野の広さがあるとして中沢佑二(横浜)の3選手をたたえた。

 同大会の技術研究グループは各大陸連盟を代表する16人の経験豊富な指導者で構成されている。