<アジア大会・男子サッカー:日本3-0中国>◇1次リーグA組◇8日◇中国・広州

 日本が強さとうまさの融合で先制した。前半11分、MF山村が敵陣での空中戦に競り勝ち、頭でFW永井にパス。永井のダイレクトスルーパスに反応したMF山崎が相手DF裏に飛び出し、左足でゴール左に決めた。中国は同30分過ぎから反撃に。同44分にはGK安藤が相手FWとの1対1のピンチも迎えたが、何とか防いだ。

 後半は一気に日本が突き放しにかかった。後半13分、MF東の速い右クロスがGKの手をはじき、永井の眼前にこぼれた。ヘディングシュートはうまくミートしなかったが、左足で再度シュートし、ゴールに押し込んだ。同19分にはDF鈴木が、MF水沼のFKに飛び込み、頭で決めた。相手に疲れが見えだした同20分過ぎには、永井が続けざまにチャンスメークしたが、ゴールには至らなかった。だが一方でチームはピンチらしいピンチも迎えず、危なげない戦いで関塚ジャパンの初戦を白星で飾った。