日韓W杯10周年記念トークショーが16日、東京・文京区のJFAハウスで行われた。多くの観客が集まり、日本協会の小倉純二会長(73)や元日本代表DFの宮本恒靖氏(35)らが懐かしい思い出を語り合った。

 大会直前に鼻骨を骨折し、大会中はフェースマスクを着用してプレー。“バットマン”の異名がついた宮本氏は「骨折した時は間に合わなければメンバーから外すと聞かされて、それはないだろうと思ったんですが(笑い)、マスクが一晩でできたので大丈夫でした。(当時の)川俣GKコーチが黒の方が強そうだと言ったんで、ベージュだったマスクを黒に塗ったんです。僕は素直で人の話を信じるタイプなんで(笑い)」と秘話を披露していた。

 当時、大会ダイレクターを務めていた小倉会長は「空席問題が発生して、チケットを販売していた海外の代理店を怒鳴りつけたこともありました。裏方なんで、ほとんど試合は見られなかったです」と思い出を振り返っていた。