B組首位の日本は、今回のW杯予選で初の中東のアウェー戦に臨む。オマーン、来年3月に敵地で対戦するヨルダンと2連勝すれば、自力でW杯出場が決定。今回、引き分けでも次戦で本戦への切符を得られる可能性があり、勝ち点を確実に積み上げたい。

 午後3時半のキックオフで、前半はある程度の暑さの中でのプレーを強いられそうだ。オマーンはホームで攻撃的な戦いを挑んでくると予想されるため、試合の立ち上がりは冷静、堅実に対応したい。得意のパス回しで相手の体力を奪えば、比較的涼しくなる後半に優位に立てるだろう。

 本田(CSKAモスクワ)ら欧州組の合流が試合直前で、連係を綿密に確認する時間がほとんどなかったのは不安材料だ。内田(シャルケ)がけがで不参加、駒野(磐田)は腰痛を抱え、サイドバックが手薄な状況でもある。

 けがの香川(マンチェスター・ユナイテッド)を欠く攻撃陣では、代表初ゴールを狙う清武(ニュルンベルク)や9月以来の代表復帰となる岡崎(シュツットガルト)に期待したい。