オマーンの国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは86位で日本の24位を大きく下回る。だが、日本代表MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)に慢心は一切ない。6月にホームで対戦した最終予選初戦では先制ゴールを決めるなど3-0の勝利の原動力になったが「6月のイメージ通りに行くとは思わない。楽観視はしてはいけない」と鋭い目つきで言った。中東勢が地元で全く違うチームになるのは織り込み済みだ。

 トップ下で攻撃を操る本田は、当然のように相手にマークされる。日本が好機を増やせるかは、厳しい守備を振り切って本田がどれだけ前を向いてプレーできるかにかかっている。ザッケローニ監督はパスだけでなく、本田の得点力にも期待している。

 0-4と完敗したブラジル戦から約1カ月。具体的なことは口にしないが「気付いたことはいくつかある。結果に表れるのには時間がかかるが、楽しみながら取り組んでいる」と言うように、世界トップクラスとの一戦は新たな成長の糧となっているようだ。

 氷点下になる寒さのモスクワから太陽の照りつける中東へ。「暑いですね。歩いているだけでも汗が出る。僕にとっては新鮮なこと」と苦笑いしつつ、急ピッチで準備を整えている。(共同)