<国際親善試合:日本0-2ブルガリア>◇30日◇豊田スタジアム

 親善試合とはいえ完敗の試合内容に日本代表DF長友佑都(26=インテルミラノ)も、無念の様子だった。試合後のインタビューでは「負けたことは悔しい。悔しいだけです」と短い言葉をつないだ。

 長友は、負傷していた左膝の影響を少しも感じさせず、後半から途中出場し、持ち前の豊富な運動量でチャンスメークしてみせた。

 さらには後半ロスタイム。左サイドからオーバーラップ、いったん中央のMF中村憲、MF清武と預けたボールを再びペナルティーエリア内で受けて一気にGKと1対1。長友は落ち着いてゴールを決めたが、無情のオフサイド、“幻のゴール”となった。

 それでも最後は「(6月4日のW杯予選に向けて)勝つだけです」と必死に気持ちを切り替えていた。