サッカー元日本代表FW中山雅史氏(45=日刊スポーツ評論家)が5日、東京・青山ダイヤモンドホールで行われた「アデランスピンポイントチャージ」新商品発表会に出席し、前日の4日に行われたW杯ブラジル大会最終予選日本-オーストラリア戦を振り返った。

 「非常に締まったいい試合だったと思います。球際ですごく厳しくいってましたし、戦う姿勢というのがすごく感じられました。不運な相手の先制点もありましたけど、そこから巻き返す力もありました。出場権を獲得して、ここからまた躍進していくことを祈っています」

 後半ロスタイムのMF本田圭佑(26)のPKについては「これは決めてくれるだろうと思ってました。本田がセットしたボールには、会場の人びとや、テレビで見ていた人びとの、全ての思いが詰まっていましたから。プレッシャーは半端なかったと思います。本田のすばらしさを感じました」と称賛。本田がゴール中央にPKを蹴り込んだことについては「もし、僕があそこにいても、真ん中に蹴りましたよ。ただ、僕の場合は右か左にずれて、それで(ゴールに)入るんですけどね」と笑いを誘った。

 この日は、かつてアデランスのCMにも出演した元鹿島FWのアルシンド氏(45)も同席した。「中山さんのために、ブラジルからやって来ました。トモダチナラ、アタリマエ~!」と、おなじみのフレーズであいさつ。日本代表の印象を聞かれ、「すごく技術的に進化したと思います。本田は、プレッシャーがかかる中でいいプレーができた。今、日本代表は、世界中で有名になっています。世界中でも認められているチームです」と褒めちぎった。

 今月15日から開催されるコンフェデレーションズ杯や来年のW杯本戦では、日本代表がブラジル代表と戦う可能性もあるが、「ブラジル代表は、確かにプレーは技術的にはうまいけど、今、内部の関係があまりよくない状態なんです」と暴露。「日本は、和気あいあいとしていて、すごく雰囲気がいい」と話した。

 同イベントには、優木まおみ(33)佐々木もよこ(27)も出席した。中山氏は12日から放送されるアデランスのCMに出演する。