W杯ブラジル大会出場を決めた日本代表は7日、W杯アジア最終予選最終戦のイラク戦(11日)が行われるドーハで初練習し、遠藤保仁(G大阪)ら21選手が緩急をつけたランニングなどのメニューで約1時間、汗を流した。

 本田圭佑(CSKAモスクワ)は右太ももに張りを訴えて宿舎のジムで調整し、香川真司(マンチェスターU)は疲労のため静養した。

 夕刻でも気温は30度以上を記録し、砂を巻き上げるような強い風が吹き抜ける中での練習。遠藤は「いつも通り準備したい。代表でモチベーションが落ちることはない」と5大会連続5度目の出場決定後もチームに気の緩みがないことを強調した。全体練習後はザッケローニ監督が長友佑都(インテルミラノ)や岡崎慎司(シュツットガルト)と話し込む姿もあった。

 日本は4日の最終予選でオーストラリアと引き分け、B組1位が確定した。イラク戦後はブラジルへ移動し、各大陸連盟王者などが参加する15日(日本時間16日)開幕のコンフェデレーションズ杯に出場する。