<練習試合:U-21日本代表候補2-0福岡>◇13日◇45分×2◇レベスタ

 9月開幕の仁川アジア大会(韓国)に出場する手倉森ジャパンが、福岡合宿最終日にアビスパ福岡とトレーニングマッチを行った。

 「4-3-3」システムでスタートしたU-21代表が、いきなり先制した。前半3分、キャプテンマークを巻いて先発したインサイドハーフの大島僚太(21=川崎F)がゴール。中盤でMF矢島慎也(20=浦和)がボールを奪い、大島経由で受けた球をMF中島翔哉(19=富山)が前線へスルーパス。味方のシュートが相手DFに当たってこぼれたところに、後方から走り込んでいた大島が右足を合わせた。

 さらに38分、追加点を奪う。左CKにファーサイドのDF岩波拓也(20=神戸)が頭で合わせ、ゴール左端にたたき込んだ。2点リードで前半を終えた。

 後半に入り、メンバーを一新したU-21代表は、途中から3バックを試すなど臨機応変に試合をコントロール。全24人の招集選手を起用し、得点こそ生まれなかったが、無失点で逃げ切った。なお、この試合はW杯ブラジル大会の開幕戦で笛を吹いた西村雄一氏(42)が主審を務めた。