アギーレ新監督の日本代表に招集されたベルギー1部スタンダールGK川島永嗣(31)が28日、リエージュ市内の練習場で会見を行った。

 W杯ブラジル大会に引き続き、代表に選出されたことについて「今回はひとつ区切りが付いて、4年後に向けての新たなスタート。代表でプレーし続けたいという気持ちは、W杯が終わってからあった。本当に、今回呼ばれたことはうれしい。また、ここから新たな戦いが始まるんだなという気持ちですね」と話した。

 83年生まれで31歳の川島は、新チームで最年長になる。「欧州の中でGKとして経験を積んでいる。まだまだこっちでもやれることがあると思う。日本代表に対しても、まだやれることがたくさんあると思う。年齢も完全に上になる。そういう意味で、今までとまた違った自覚というのも出てくるのかなと思います」と自覚を持っている。

 また、イタリアではユベントスが獲得に向けて調査をしているという報道が出ているが「自分の中では、話自体は別に進んでいることはない。いろんなプランがあるし。自分もまだまだやれる自信も、さらに上に行ける自信もある。そこは焦らずに、いろんな状況を見ながら、自分としてはやっていきたいなと思っています」と話した。スタンダールとは残り1年の契約が残っている。「延長の話はもらっているし、話はしています。ただ、別にそれが固まっているわけではない。そういう意味でも、自分の中で何がベストなのかっていうのは考えて、選択していきたいなと思っています」と明言を避けた。