日本サッカー協会の霜田正浩強化担当技術委員長(47)は、日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が過去の収賄疑惑で取り調べを受けるとスペインの地元紙が報じたことについて「本人とは毎日のように話しているが、何も聞いていないのでコメントしようがない」と慎重に話した。

 スペインのアス紙によると、11年5月21日のスペイン1部リーグ最終節の、アギーレ監督が指揮していたサラゴサとレバンテの一戦に八百長疑惑があると判断された。反組織犯罪対策検事局が発表したもので、サラゴサ元会長がレバンテの選手へ金銭を渡した可能性もあり、当時の両クラブの選手、クラブ役員など33人を事情聴取するという。

 A代表ではアギーレ監督をコーチとして支えるU-21日本代表の手倉森誠監督(46)は「A代表では一緒に仕事をしているけど、そんなことに関わる人ではないと思う。八百長に選手が絡んでいた場合、監督にどれくらい責任が生じるのか。心配しています」と話した。