スペイン検察庁の反汚職課は15日、八百長の疑惑がかかっている日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)ら関係者約40人を、正式に告発した。これにより、本格的な捜査が始まるという。

 アギーレ監督がサラゴサ(現2部)を率いていた11年5月のレバンテ戦で八百長の疑いがあり、今後、事情聴取の裁判所に出頭を求められる可能性がある。スペイン紙マルカは「歴史的な裁判のプロセスがこれから始まる。スペイン国内で初の八百長容疑で、1年から4年の懲役、6カ月から4年の職業資格停止の処罰がくだされる可能性がある」としている。

 アギーレ監督は日本に滞在中で、来年1月のアジア杯(オーストラリア)に向けた合宿が29日から始まる予定。日本サッカー協会の西沢和剛コミュニケーション部長は「協会には連絡はない。コメントのしようがない」と話した。