サッカー日本代表のアギーレ監督が八百長疑惑でスペイン検察当局から告発された件で、16日付地元各メディアは検察によるスペインの八百長試合告発は初めてとして大きく報じた。

 裁判所による受理の可否について一般紙ムンドは「承諾するかしないかは担当裁判官が決めるが、ほぼ確実」と見通しを伝えた。

 スポーツ紙マルカは来年2月まで動きはないと記した上で「裁判官の命令で、告発状を出した検察官が被告人を事情聴取する。海外在住でまだ出頭していない被告人たちは出頭義務があり、応じないと最悪の場合逮捕」と伝えた。

 当事者の声も紹介され、民放ラジオ番組では当時サラゴサにいたガビ選手(アトレチコ・マドリード)が「とても居心地の悪い状態。無罪でも悪人扱いされる裁判になるに違いない」と話した。