日本代表のFW本田圭佑(28=ACミラン)がアジア杯敗退から一夜明けた24日、シドニー国際空港からイタリアに戻った。

 グレー系のスーツに、水色のシャツ、トレードマークのサングラス姿。大勢の報道陣の前で、一時は口を閉ざそうとした。しかし、質問を受けると、歩きながら、じっくり考えるようなしぐさを見せて「気持ちはもう、昨日のうちに切り替わっています」と答えた。

 前日23日にシドニーであった準々決勝UAE戦は、延長でも決着が付かずPK戦へ。1人目の本田が大きくシュートを外し、6人目の香川も外して日本は2連覇を逃した。

 本田は「試合はすぐにやってくるんでね。それに、仕事も残っている」としっかりとした口調で話した。代表での悔しさを糧にして、所属のACミランで活躍することを考えているようだった。