鹿島DF岩政大樹(26)が代表復帰へ全快宣言だ。18日の練習後、開幕前から抱えていた左足首痛の不安が消えたことを明かした。過密日程から一時解放され、1週間空いたことで「分からなかった原因がやっと分かった」と究明に成功した。

 2月の東アジア選手権中に痛めた左腓骨筋腱(ひこつきんけん)炎が回復した後も左足首に違和感が残り、空中戦などプレーに影響していた。だが原因は、1月下旬の代表合宿で痛めた左くるぶしだった。それが16日の治療中に分かり、刺激を与えたところ劇的に回復し、「幸せを感じながらできる」と言えるまでになった。

 昨年6得点でDF得点王も、今季はここまでリーグ戦無得点。「毎年、全公式戦で6点止まりだから、今年は6点以上は取りたい。足が治ってセットプレーの感覚が戻れば取れると思う」。得点という形にこだわるのは、次回の代表招集での復帰を目指すから。今回の代表候補合宿ではDF寺田、栗原とセンターバックに新顔が加わり、競争が激化する。「(次回招集まで)あと1カ月ある。そこまで失点数とかゴール数とか目に見える結果を出して、発表を待ちたい」。19日のG大阪戦を代表復帰への起点にする。【広重竜太郎】