日本代表の岡田武史監督(52)が28日、前日27日のキリン杯チリ戦で歴代4位の若さで代表デビューしたMF山田直輝(18=浦和)を31日の同杯ベルギー戦(国立)で「再テスト」する意向を示した。ベルギー戦は体調不良などで離脱していたメンバーも出場する可能性が高い。デビュー戦で1アシストを記録した新星が、ベストメンバーに近い布陣の中に入って、W杯最終予選ウズベキスタン戦(6月6日、タシケント)に向けて再アピールする機会を得られそうだ。
岡田監督が18歳のルーキーを再テストする。この日、都内で行われたキリン杯のレセプションに出席した後、ベルギー戦の山田の起用について「彼(山田)は十分やっていけると思うので、チャンスがあれば(起用の)対象になると思う」と話し、再び起用する可能性があることを明かした。
山田はチリ戦にFW玉田の故障で、前半39分から出場。序盤は緊張からかミスが目立ったが、次第に流れに乗った。歴代4位となる18歳327日の代表デビューながら、終盤にはMF本田の代表初ゴールをアシスト。指揮官から「ここまでやってくれるとは思わなかった」と称賛された。
ベルギー戦はDF闘莉王、MF中村俊らも出場する可能性があり、そうなればチリ戦よりベスト布陣に近いメンバーが構成されることになる。チリ戦のプレーで岡田監督の評価を上げた山田にとって、途中出場が濃厚ではあるが、ベルギー戦で自身のプレーがアピールできれば、ウズベキスタン戦のメンバー入りも見えてくるはずだ。
チリ戦の後半をテレビ観戦した中村俊はこの日「18歳で代表に入る時点で素晴らしい。コメントも謙虚だし、客観的に見られているので伸びるタイプ」と山田の才能に期待を表した。日本協会の犬飼会長も「久しぶりにワクワクする存在が出てきた」と話すなど、周囲の期待は高まる一方だ。
山田は「これからも自分の特徴の走り回ってボールに絡むことを目指してやりたいと思う」と意欲的に話したチリ戦から一夜明けた28日、早朝に新幹線で帰京。埼玉県内の実家でつかの間の休息。ウズベキスタン戦のピッチに立つことになれば、W杯予選では日本歴代最年少の18歳337日での出場となる。その機会を得られるかどうかは、ベルギー戦での「再テスト」にかかっている。【菅家大輔】

