◆ホセ・ペケルマン

 1949年9月3日、アルゼンチン生まれ。現役時代はMFで、78年に引退。引退後は、ブエノスアイレスでタクシー運転手のアルバイトをして生計を立てた時期もあった。指導者として82年に同国のチャカリタ・ジュニオルスのユース監督就任を皮切りに、コロンビアの名門コロコロのユース監督など、若い年代の指導が多かった。94年にアルゼンチンユース代表監督に就任し、95、97、01年ワールドユース選手権(現U-20W杯)優勝。若手育成のスペシャリストで、リケルメ、サビオラらを発掘、育成した。

 04年9月にアルゼンチン代表監督に就任。06年W杯ドイツ大会の指揮を執り、当時18歳のメッシを抜てき。準々決勝でドイツにPK戦負けした。大会後、同代表監督を辞任し、07年からメキシコのクラブ2チームを率いたが、現在はフリー。華麗なパス回しの攻撃サッカーが信条。