食事会場から、ザッケローニ改革がスタートした。ザッケローニ新監督(57)は3日、2日の初日同様、ピッチには下りず、メーンスタンドでメモを取りながら、選手の動きをチェックした。監督代行を務める原博実強化担当技術委員長(51)は「戦術などは『今までのやり方でやってください』と言われている。パラグアイ戦でハーフタイムに監督が指示を出すこともないと思います」と話した。
ピッチ内の指示はまだだが、ピッチ外ではザック流が始まっていた。岡田前監督は選手に朝食を必ず取るように伝えていたが、新体制では、朝食を取りたくない選手は取らなくてもよしとした。その代わり、昼食は正午に全員を集め、スタッフも含めて全員で食事を取った。同監督は「日本代表としての誇りを持て」と選手に力説している。代表選手への尊重の意を込め、食事などの体調管理は、選手個人の自己管理に任せることが、ザック流だ。
現段階で、前体制から変わったのは朝食だけ。イタリアでは、試合前日に、スタッフと選手全員でテーブルを囲んでワインを1杯ずつ飲む習慣があることから、今後、日本代表にも持ち込む可能性がある。合宿時、今までは部屋の冷蔵庫に常備されているアルコール類を事前にスタッフが抜いていたが、今後はそれも選手の自己管理にすることも考えられる。日本代表の青いユニホームに誇りを持たせるザック流は、今後も進みそうだ。【盧載鎭】

