日本サッカー協会は25日、9月のW杯アジア3次予選2試合に出場する日本代表23人を発表した。

 最年長で日本代表に選出されたMF遠藤保仁(31=G大阪)がW杯予選の厳しさを伝える。25日は大阪・万博練習場で軽めの調整。過去2大会のW杯予選に出場した日本の心臓は「予選は未知の世界への挑戦。それを伝えることも大切だと思う」と明かした。

 攻撃の軸の本田でさえ前回予選は2試合に途中出場しただけ。香川も3試合しか出ていない。楽勝ムードも漂うが「アジアでは簡単に勝てない。北朝鮮にもウズベキスタンと同じくいつも苦しめられている。ホームだから簡単に勝てるとは思わない」と指摘。ピッチ内や宿舎で「アジアの戦い方」を伝授していくつもりだ。なでしこジャパンからも大きな刺激を受けた。「女子がW杯で勝って男子も…となっている。W杯で勝つのは簡単ではないけれど、期待に応えたい」。14年W杯へと続く道を全速力で駆け抜ける。【益子浩一】