【北京=八反誠、菅家大輔】ザックジャパンが「かん口令」を敷き22年ぶりのアウェー北朝鮮戦に臨む。W杯アジア3次予選突破を決めた日本代表は12日、同予選北朝鮮戦(15日、平壌)に備え北京入り。夕方から同市内で事前合宿を開始した。緊張状態が続く両国関係を考慮し、代表メンバーに政治的など、相手国に対する発言を制限する指令が下された。

 政治とスポーツは別。日本代表の関係者は「選手などが答えるのはスポーツに関する質問に限ることになると思う」と明言した。日本から平壌入りする報道陣はわずか10人だが、選手の発言がどのようにとらえられるかは分からない。微妙な両国関係が横たわるからこその配慮だった。

 アルベルト・ザッケローニ監督(58)は練習後「サッカーの枠を超えた試合?

 そんなことはない。私はサッカーの監督で、あくまで北朝鮮でサッカーの試合をする」と言い切った。この日の午後には北京市内の北朝鮮大使館で査証(ビザ)の発給手続きも20分ほどで終了。日本米なども持ち込む万全の態勢を敷き、あくまでピッチだけに集中する。