なでしこジャパン候補合同合宿は11日、和歌山県内で行われ、なでしこ合流2日目でいきなり試合形式(20分×3本)の練習を行った。佐々木則夫監督(53)が「危機感を持って欲しかった」と言うように、代表メンバー入りに必死な、なでしこチャレンジやU-20(20歳以下)代表との対戦では、最後まで圧倒的な強さを見せつけることはできなかった。下からの押し上げを感じた選手たちとは対照的に、指揮官は「そら、みろ」とニンマリだった。
3本目のU-20相手ではFW高瀬が押し込んで面目を保ったが、ポストに助けられた場面も2度あった。指揮官は若手の急成長を評価している。ポジションを入れ替えたり、始動直後ということを差し引いても“世界一”の動きができなかったことは想定内だった。
FW大野が「うかうかしてはいられない。私のことでいえば決めきることができない」と再三の好機を逃したことを反省すれば、MF阪口も「チャンピオンにはなりましたけど、常にチャレンジャーの意識で臨まないと」と気を引き締めた。アルガルベ杯では若手メンバーを招集する可能性が高い。「そらみろ。有頂天になって、あんたらなんぼのもんよ。刺激を受けてくれたかな」と指揮官。残り2日間は4カテゴリーをシャッフルして、さらに競争心をあおる。【鎌田直秀】

