日本協会は8日、国立で14日に行われるロンドン五輪アジア最終予選バーレーン戦のU-23(23歳以下)日本代表19人を発表し、左腓腹(ひふく)筋挫傷からの復活を期すC大阪MF清武弘嗣(22)の招集を見送った。ただ、原博実技術委員長は、故障明けの選手は明日10日のリーグ開幕戦で状態を確認し、追加招集すると明言。清武は10日鳥栖戦(ベアスタ)で回復を証明し、U-23日本代表復帰を目指す。
全身から悔しさがにじみ出ていた。清武は練習後「今日はしゃべる気分じゃないので…」と、下を向いて口をつぐんだ。メンバー表に自分の名前がなかったショックは大きかった。
だが、チャンスは十分に残されている。この日、都内で会見した原技術委員長は「J1は開幕戦があって、今ケガをしていてやれるかどうか分からない選手のコンディションを見て、何人か追加したいと思う」と説明。関塚監督も「我々がベストの布陣を組めるようにJリーグを見たいと思う」と話した。
10日の開幕戦はU-23日本代表スタッフが手分けをして各試合をチェックする模様。清武はU-23日本代表でチームの攻撃の中心を担う重要な存在だけに、コンディションが戻っていることが確認されれば、追加招集をされる可能性が高い。
清武にとって、リーグ開幕戦が行われるベアスタは、昨年9月のマレーシア戦でアシストを決め、U-23日本代表を五輪アジア最終予選初勝利に導いた会場。「開幕なんで鳥栖戦はしっかり勝ちたいと思います」と、思いを込めた。
この日の練習では主力組に入り、攻撃的MFの位置で連係を確認した。故障から復帰後、まだ練習試合で90分間をフルに戦ったことはないが、メンバー入りをあきらめていない。追加招集の座をつかみとり、バーレーン戦で関塚ジャパンをロンドン五輪出場へ導く。【福岡吉央】

