ロンドン五輪に出場のなでしこジャパンは7月11日にオーストラリア代表と対戦することが8日、発表された。しかも翌7月12日にも練習試合を組む計画が進行中であることを佐々木則夫監督(53)が明かした。「次の日にも行えればいい。キリンチャレンジのあとも、日本で少々キャンプをし、ヨーロッパで一戦交えてから現地に入りたい。欲張りな調整を検討中です」と満足な表情を見せた。

 指揮官は五輪初戦の戦い方を重要視している。そのため「この一戦は五輪の第1戦を戦っているイメージで見てほしい」。6枠ある交代枠を、本番と同じ3枠しか使わないことも決断。出場しなかった選手にも実戦機会を与えるために“連戦”を熱望した。

 北京五輪のトラウマ(心的外傷)もある。「第1戦には魔物がいる」とこの日も佐々木監督は話した。初戦で引き分けたニュージーランドと対戦し、勝って不安を払拭(ふっしょく)するプランもあったが「各ポジションの主要選手が来日してくれる条件が確認できたので」と方向転換。同タイプで昨夏W杯8強のオーストラリアに白羽の矢が立った。会見では「新たな挑戦」と色紙に書いた。W杯優勝とは別の戦い。7月11日から五輪が始まる覚悟で指揮官は挑む。【鎌田直秀】