オランダ1部ユトレヒトのMF高木善朗(19)が、トゥーロン国際大会(23日開幕、フランス)に出場するロンドン五輪日本代表に招集されることが決定的になった。日本協会の原博実強化担当技術委員長(53)が8日、明言した。高木は同代表に初招集となる。

 父はプロ野球横浜DeNAの高木豊ヘッドコーチという「サラブレッド」が、ロンドン五輪に向けた関塚ジャパンの秘密兵器になるかもしれない。この日、原委員長は「高木はトゥーロンに呼べると思う。クラブ側にも了解を取っているので」と言い切った。

 昨夏、ユトレヒトに移籍した高木は当初、出場機会を得られず苦労を味わった。だが、今年4月に入ると定位置を完全に確保。5日の最終節ローダ戦ではリーグ初得点を挙げた。豊富な選手層を誇る関塚ジャパンの1・5列目の代表争いに殴り込みをかける。

 原委員長は「まずはA代表優先」と話したように、23日のA代表の親善試合アゼルバイジャン戦に招集される可能性があるFW指宿、宮市、MF大津、DF酒井高らも、A代表招集がなければトゥーロン国際大会に出場する方向。他の海外組も含め、高木にとって生き残りアピールの場となる。

 ◆高木善朗(たかぎ・よしあき)1992年(平4)12月9日、横浜市生まれ。父は横浜DeNAの高木豊ヘッドコーチ。兄は清水FW俊幸、弟は東京VユースFW大輔。東京V下部組織で育ち、U-17日本代表として09年U-17W杯に出場。1次リーグのブラジル戦で得点を挙げる。10年3月のJ2熊本戦でプロデビュー。11年6月にオランダ1部ユトレヒト移籍にした。167センチ、67キロ。