<W杯アジア最終予選:日本3-0オマーン>◇3日◇埼玉
試合後のロッカー室。日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(59)が珍しく選手を褒めた。「今日は完璧だった」。短い言葉だが、この日の90分が凝縮されていた。許したシュートはわずか1本。しかも失点の危険性は限りなくゼロに近い完璧な内容だった。
選手間の距離感、連動、サイドからの崩しなど、ほぼ90分リードできたことで、今後に向けたよい見本ができた。指揮官は公式戦で得た大きな収穫を、勝ち点3という結果だけで終わらせるつもりはない。「今日はどうやって勝てたかを自分たちで探ることができれば、チームは成長できるはず。『簡単なゲームだった』では、終わってしまう。オレは常にさらなる成長をリクエストしてきている」と、チーム力アップにつなげようとしている。
「ベンチから眺める光景は素晴らしかった。選手も感じ取ってくれたはず」。02年W杯本番より多い、埼玉スタジアム最多の6万3551人のサポーターが駆けつけ、会場入りの際には約500人が大きな応援旗を振り「ニッポン」コールで迎えてくれた。絶対に負けられない戦いが、そこにはある-。最終予選を順調に滑り出したザックジャパンが、ブラジルまで一気に走り抜く。【盧載鎭】


