日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(59)が、7月中に国内組のミニ合宿の実施を希望していることが分かった。日本協会の小倉純二会長(73)が13日「ザックさんは(8月15日の親善試合ベネズエラ戦とは別に)国内組合宿をやりたいみたい」と明かした。

 12日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦で通算2枚目の警告を受けた主力のDF今野と内田、退場したDF栗原の3人が、9月11日の同予選イラク戦(埼玉)で出場停止。故障中のDF吉田の復帰は確実だが、イラク戦に向けてDF陣を含めた国内組の底上げが必要不可欠の状況だ。

 原強化担当技術委員長は「五輪もあるし合宿は難しい」と慎重な姿勢だが、ザッケローニ監督はロンドン五輪視察も行う予定で、イラク戦を見すえ若手や国内組の発掘を続けていく。