成長するために悔いを残せ!

 日本代表DF長友佑都(25=インテルミラノ)が14日、横浜市内でオーナーとして開業した「長友フィールド」を訪れた。4年前に出場した北京五輪での経験を踏まえ、現五輪世代に向け「北京での後悔があったから今の僕がいる。悔いの残るプレーが少し出てくると思う。それを後につなげてほしい。僕自身、北京が大きく成長したターニングポイントだった」とエールを送った。

 本田、内田、岡崎らA代表に多く名を連ねる北京世代の中で、今でも当時の思い出話をする。「『ホントにひどかったな』って。体がフワフワして足が地に着いていなかった。『サッカー続けていいのか?』って心が折れかけた」。1次リーグ3連敗の悔しさを思い出すため、3日のオマーン戦前、当時テレビ局の大会テーマソングだったミスチルの「ギフト」を聴き奮い立たせたという。現実を受け止め世界に通用する選手になったからこそ、後輩たちに訴えた。