日本代表は1日、埼玉県内で練習を行い、W杯アジア最終予選オーストラリア戦(4日、埼玉)に向けて調整した。練習前ミーティングでは、アルベルト・ザッケローニ監督(60)が怒声を飛ばすほどヒートアップ。選手側の意見も聞き入れながら、ピリピリムードを漂わせた。

 DF栗原勇蔵(29=横浜)が昨年6月アウェーのオーストラリア戦との違いを語った。「前回は勝ち点1でも積み上げたい時期。今回は勝ち点1でW杯が決まる。高さを生かす攻撃をしてくると思うし、はね返したい」。ブルガリア戦を振り返ったミーティングの内容については「頭では理解できていた」と話した。前回の対戦では2度の警告で退場したが、空中戦で武器になるのは証明済みだ。