15年カナダW杯もやっぱり軸は澤!
なでしこジャパンは今日20日、佐賀・ベストアメニティスタジアムでニュージーランドと対戦。19日の前日会見では、佐々木則夫監督(55)はスタメンを澤穂希(34=INAC神戸)ら12年ロンドン五輪メンバーで固める考えをほのめかした。何度も口にしてきた「若手の底上げ」にはこだわらず、次回のW杯、五輪まで、このまま澤中心に進んでいくことが濃厚になった。
世代交代がなされていないと言われようが、佐々木監督が選んだのは澤らベテランの力だった。ニュージーランド戦を前にした会見で「勝利を強く意識して戦う。若い選手に経験ということではなくて、ベストメンバーで戦う」と明言。ほぼロンドン五輪決勝の先発メンバーで臨むことになりそうだ。違うのは、近賀と鮫島を故障で欠く両サイドバック。そして大野に代えて、FWに安藤を起用することくらいだろう。
中でも34歳の澤にかかる期待は大きい。15年カナダW杯、16年リオデジャネイロ五輪の構想に入っていなければ、この時期に代表へは呼び戻さない。佐々木監督は意欲さえ失わなければ年齢的な部分はカバーできると考えており、澤も「高い目標を持ってやりたいというのは常に思っています」と力強く話した。
若手中心で臨んだ3月のアルガルベ杯での惨敗は、澤ら五輪組の心にも影を落とした。「参加していないですけど、悔しさがあった。もっとチームが成長する上で、自分たちができる部分がある。それを伝えていきたい」。トレーニングから若手に声をかけ、ボランチの相棒、阪口とも積極的に言葉を交わしてチーム力向上に努めた。
ニュージーランド戦の後は、イングランド、ドイツと戦う欧州遠征へ向かう。これまで体格を生かして日本を圧倒しようとしてきた諸外国が、日本のつなぐサッカーを参考にして飛躍的な進歩を遂げた。なでしこも負けてはいられない。澤は「W杯、五輪を経験した選手は、結果が大事だと分かっている。W杯で負けたイングランドにリベンジしたい気持ちはある」。強烈な個性で、再びなでしこを大舞台へ導く覚悟だ。【千葉修宏】

