<コンフェデレーションズ杯:日本1-2メキシコ>◇1次リーグA組◇22日◇ベロオリゾンテ・ミネイロン競技場

 日本(FIFAランク32位)はメキシコ(同17位)に敗れ、コンフェデレーションズ杯は3戦全敗で幕を閉じた。

 MF香川真司(24=マンチェスターU)が自らと日本代表にダメ出しした。メキシコに敗れ、「何も動かなかった試合。日本らしくしっかり負けた」。イタリア戦では日本らしい攻撃を出せたが、それを続けることができず。「今までと何も変わらなかったと思う」と、厳しい表情で振り返った。

 後半41分には岡崎のゴールにつながるパスを遠藤に出し、得点に絡んだ。だが納得のできない内容に「チームとして戦わないと勝てない。後半なんて皆バラバラ。勝ちたいという気持ちがメキシコの方が強かった。何をトライしに来たのか…。情けない」と、自戒の言葉を並べた。マンUで同僚のFWエルナンデスは2得点。香川は「彼らしいゴール。ゴール前に常に入り込んでいた。見応えがあった」と完敗を認めた。試合後はピッチで抱擁を交わした。

 目標は優勝と公言していたW杯まで残り1年。3戦全敗という結果は素直に受け止めなければいけない。「もう1年しかないし、1人1人が成長しないと厳しい。日本代表としてもっと脅威になれる選手になりたい」と、顔色を変えることなく本番を見据えた。【福岡吉央】