東アジア杯で2位に終わったなでしこジャパンの佐々木則夫監督(55)が、東アジア大会(10月7~11日、中国)でも指揮を執ることが濃厚となった。なでしこリーグと時期が重なる同大会には、U-23中心の編成で臨む見通し。日本協会の上田栄治女子委員長(59)は金浦空港で「東アジア大会もできれば佐々木監督にやってもらいたい」と話した。

 東アジア杯3連覇を逃し、なでしこは戦力、戦術面で再考を迫られている。9月の親善試合も国内組を中心に若手にチャンスを与える。加えて佐々木監督がU-23も率いることになれば、新たな力を発掘する可能性も広がる。上田委員長は「W杯や五輪で良い成績を残しましたけど、そんなに他と差があるわけじゃない。この結果を次に生かしてもらいたい」。さらなるチーム強化に期待した。