なでしこジャパン初招集のDF三宅史織(17=JFAアカデミー福島)が、今日22日のナイジェリア戦で史上15人目の代表デビュー戦ゴールを狙う。21日の練習でも主力組でプレー。CBでの先発が濃厚だ。165センチの身長を生かし、セットプレーでは果敢に攻撃にも参加する。

 「緊張しているが、中途半端で終わったらもったいない。年齢に関係なく声を出し、全力でやりたい。身長もあるのでアピールしたい」

 得点を決めれば17歳344日の代表デビュー弾となり、15歳91日のMF澤穂希、16歳238日のMF柳田美幸、17歳218日のMF小林弥生に次ぐ歴代4位となる。佐々木監督も「(特別指定選手としてプレーする)INAC神戸でもレギュラーをつかんでいるし、自信を持ってピッチに立ってほしい」と、期待を寄せた。

 三宅にとっては、昨年のU-17女子W杯準々決勝でガーナに0-1で敗れて以来のアフリカ勢との対戦となる。「あの時はスピードもあったし、最初は怖がりすぎて強くいけず、自由を与えてしまった。少しのミスでやられるし、最初からしっかりやりたい」と、昨年の悔しさをぶつけ、チームをなでしこ史上初の対アフリカ勢勝利へと導く。【福岡吉央】