セルビア(11日、ノビサド)、ベラルーシ(15日、ジョジナ)との国際親善試合に挑む日本代表の国内組が6日、成田空港から欧州遠征に出発した。

 日本代表FW斎藤学(23=横浜)が、クラブの先輩・中村俊輔(35)からスーパーサブとして生き残る道を示された。鋭いドリブルが持ち味だが、現状で先発確保は難しい状況。だが中村から「途中から出て、何ができるか。代表には11人プラス、いろんなキャラクターが必要。アクセントを打てるかが大事」と期待された。

 ライバルは、似たタイプの選手になる。中村は「学は今の代表で言うなら乾タイプ。でも馬力なら、学のほうがあると思う」と太鼓判。チームではいじられキャラの斎藤は「(代表では)とりあえず話ができれば」と控えめだったが、ザックジャパンではこれまでスーパーサブ候補として、FW宮市(アーセナル)、FW大津(VVV)らも招集されている。代表定着へ向け、まずは短い出場時間でどれだけ存在感を出せるかがカギになる。