国内に埋まっている宝を掘り起こす!

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)が、来年2月に国内組だけのトレーニング合宿を計画していることが19日までに分かった。

 当初、人選テストを「今年まで」としていたが、今回の遠征前には「来年3月(5日)のフレンドリーマッチにも新戦力をリストに入れるだろう。興味を持っている人材は実際にいる」と方向転換。その実現に向け、2月に新戦力を含めた国内組だけの合宿を実施する。日本協会にもその意向を伝えており、近日中にも日本協会とJリーグが日程調整を含めた交渉に入る。

 親善試合は組まず、トレーニングだけの合宿を予定しており、紅白戦や大学チームとの調整試合で見極める。原博実技術委員長は「来年はACLが早く始まったりするから、日程を組むのは簡単ではない」と言いながらも「帰国したらJリーグと調整します」と、2月中旬ころをメドに合宿規模や日程などを話し合いの中で決めていく予定だ。また、Jリーグ関係者は「W杯で日本代表が活躍すれば、その後のリーグ戦にもいい影響を与える。積極的に協力します」と話すなど、合宿実施に障害はないようだ。

 06年W杯ドイツ大会はFW巻誠一郎、10年南アフリカ大会はGK川口能活とFW矢野貴章がサプライズ当選している。今回も川崎F・FW大久保嘉人や新潟FW川又堅碁ら、23人目の席を巡った戦いが始まる。