なでしこジャパン佐々木則夫監督(55)が17日、都内で3月のアルガルベ杯(ポルトガル)に臨む代表23人を発表した。5月のW杯アジア予選が迫る中、澤や宮間、海外組らベストメンバーを構成したが、唯一10代となるDF三宅史織(18=INAC神戸)を選出。「今のなでしこの選手にはない、駆け引きをしながらボールを運ぶことにたけている」と評価した。

 3月5日の初戦は、12年ロンドン五輪決勝で敗れた宿敵米国。DF近賀や熊谷ら欧州組の合流が直前となるため、同じセンターバックの三宅がいきなり米国戦で先発する可能性が高い。クラブで沖縄合宿中の三宅は「プレーの面では積極的に攻撃参加したい」。佐々木監督は23歳以下で臨むラ・マンガ国際のメンバー18人も発表し「頑張ってくれれば5月のメンバーに向けて逆転することもある」と若手の下克上に期待した。