東京を見たい-。日本協会は19日、今日20日の天皇杯3回戦の日本代表スタッフの視察先を発表。ハビエル・アギーレ監督(55)は、代表候補にリストアップされている現役慶大生FW武藤嘉紀(22)が所属する東京-松本戦(味スタ)を視察することになった。

 東京・JFAハウスでスタッフ会議が行われ、4時間にわたり今後の日程確認や16日のJ1視察結果が報告された。その席上で、アギーレ監督は自ら「東京が見たい」と要望。W杯メンバーのGK権田、DF森重、伸び盛りの武藤もいる会場を選んだ。

 ザッケローニ体制の時と同様、基本的には監督がコーチ陣も含めた視察先を決める。同席した霜田技術委員によると「(28日の)代表発表まで2回しか視察できないので、メンバーはだいぶ固まってきた」と言う。ただ、まだまだアピールのチャンスはある。

 リカルドGKコーチはアギーレ監督に同行するが、ゲリング・コーチは川崎F-愛媛、モラス・フィジカルコーチが浦和-群馬、手倉森コーチが横浜-北九州戦を視察。霜田氏、原専務理事も視察に協力する。限られた中で「90分間戦える選手」を探していく。