男女とも2連覇を目指す仁川アジア大会(サッカー競技9月14日開幕、韓国)に出場する男子のU-21(21歳以下)日本代表20選手と女子代表なでしこジャパンの18選手が21日、発表された。同日に組み合わせ抽選も行われ、男子は1次リーグD組に入ってクウェート、イラク、ネパールと対戦。B組の女子は中国、ヨルダン、台湾と戦うことが決まった。

 なでしこジャパンの代表メンバー発表会見に出席した佐々木則夫監督(56)は「このメンバーで優勝を目指す」と宣言した。国際Aマッチデーでないため海外組は招集できず、国内組が中心。ベテランのMF澤、GK福元らが外れ、DF臼井、羽座、FW増矢の3人を初招集した。「ロンドン五輪やアジア杯を経験した選手を結集させれば簡単。でも若手を育てるためにベテランを外した」と説明し、「特徴があり、可能性のある選手。経験ある選手と融合して進化してほしい」と若い力に期待を込めた。

 4年前の前回大会では優勝し、翌年W杯初制覇への礎とした。世代交代は課題も、5月のアジア杯から少しずつ若手が台頭。グループ予選では急成長中の中国と同組。「一番厳しい組。いずれにしても、優勝にチャレンジするのは同じ」と言った。