日本サッカー協会は28日、ハビエル・アギーレ新監督(55)の初陣となるウルグアイ戦(9月5日、札幌)、ベネズエラ戦(同9日、横浜国際)の日本代表メンバー23人を発表した。

 大卒ルーキーの広島FW皆川佑介(22)には、寝耳に水の代表初選出だ。リーグ戦出場わずか7試合。7月23日柏戦でリーグ初ゴールを決めたばかりで、通算2得点。先発出場はイリバレン・フィジカルコーチが視察に訪れた23日C大阪戦の1試合のみで、出場時間も通算238分の無名FWが、異例の大抜てきとなった。「正直、驚いています。プロでの試合経験が少ない中で選ばれたのは監督やスタッフ、チームメートのおかげだと思っています。自分の力をすべて出し切り、アピールしてきたいと思います」。前橋育英時代には高校総体で優勝経験はあるが、代表歴はユニバーシアードだけ。それでも186センチの大型ストライカーとしての期待を背負い、合宿に乗り込む。